ひろせ日記
女性活躍推進法ってご存じですか?
先日いつもお世話になっている、「たかまつ太田社労士事務所」の谷川由紀先生のご紹介で女性活躍推進事業の女性社員向けセミナーに事務所の女子社員3人娘で参加してきました。
ところでみなさんは「女性活躍推進法」という法律があるのをご存じですか?
3年前に施行され、国、地方公共団体、事業主(従業員301名以上)などに課せられた義務で、女性労働者の活躍を推進するための取組を行うよう定められています。
ちょうど新卒で入社する少し前に「男女雇用機会均等法」という法律ができて、ぼんやりと総合職、事務職といった区分けがなくなったかなあ・・・という感じでした。
で今、雇用機会は均等になっているのか?という疑問は一旦置いておいて、あれから30年以上経ち、まだまだ職場における女性の立場は、法律を作って義務化していかなければならないほど良くないのだと・・・。
多くの女性は、結婚・出産を機に退職し、子育てが一段落したころにパートで再就職するというパターンが多く、今の日本の職場環境下では自分のキャリアを失わずに働き続けることはとても難しいと。では、結婚・出産がなくても男性同様昇進することができるか?といったら、今の女性の管理職の少なさをみればそれもそうではないという現状も明らかで・・・。
このような状況を打破するには、やはり、雇用する側の意識(差別やハラスメント)改善は大前提ですが、働く女性側も自分の強みを知り、仕事のキャリアを伸ばしていくという意識を持って仕事に取り組むことで、女性が活躍できる社会が実現できるというお話でした。お互い意識を変えていかなければならないということですね。
さらにこの企業側の取り組みを見える化したものが、「えるぼし」認定制度です。企業側は「女性活躍推進」を実施することで「えるぼし」認定が受けられ、認定取得により、優秀な人材の確保や、企業イメージを向上できるなどさまざまなメリットがあります。
求職者は「えるぼし」認定をひとつの判断基準として就職先を選んだりできます。今後自分のキャリアを築いていきたいという人には社内の環境はとても重要な要素ですよね。
現状「女性活躍」や「えるぼし」といった動きが実感できている人はまだ少ないかもしれませんが、このような法律の普及活動によって少しずつ認知されていき、10年後20年後の世代が就職する頃に実現できていたらいいですね。現在、子育てしながら時短勤務をしている私のような年代にも「自分らしく働く」ためにはすごくためになるなお話であったと思いました。(事務所メンバーM)
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