ひろせ日記

 | ひろせ日記 | 不動産登記 | 登記は早い者勝ちなのに…

登記は早い者勝ちなのに…

公開日:2012年1月27日
更新日:2022年12月20日

こんばんは。

今日は、月末の大安でした。おまけに金曜日。 不動産業界では、不動産売買などの取引が多く行われる日です。つまり、不動産登記の申請が集中する日。

こんな日に限って、法務省の登記オンライン申請システムに不具合が発生してしまいました。 いや~正直困りました。 なぜ困るかというと、登記の優先順位は、受付の早いものだからです。

ある不動産を、AさんからBさんが購入した場合、BさんはAさんに不動産の売買代金を支払い、AさんからBさんに不動産の名義を移します。これが「所有権移転登記」です。Bさんはお金を支払ったのに、不動産の名義がBさんに移らないと困りますよね。

仮に、Aさんが悪い人で、Bさんの他にCさんにもこの不動産を売却していたらどうなるでしょうか? 2重に売買していたとケースです。 悪い人ですね!

CさんがBさんよりも先に登記を申請したら。。。この場合、不動産の名義の優先順位は、先に登記が受付けられた方が優先です。つまり、先に申請したもの勝ち!ということです。 お金を先に支払ったとか、先に契約をしたなどは関係ありません。

2重譲渡のような悪質なケースではなくても、いろんな「事故!?」が起きる可能性があります。 だから、登記の申請は急ぐのです。

ま、そんな訳で今日のトラブルは、取引を安全に、確実に行わなければならない、不動産業界にとって困るんですね。