ひろせ日記

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借金で借金は返せない

公開日:2011年6月12日
更新日:2022年12月20日

こんばんは。

高松は、よく降りましたね~。 今日は一日、事務所にこもって自己破産の申立書を作成していました。

自己破産は、裁判所に書類を提出して申立てます。 この書類には、何を書くのか? まず、「どこから借りてるか、いくら借りてるか」といった借金の現状を記載します。 それから、「どうして破産することになったのか」という事情を記載しなくてはなりません。

「どうして破産することになったのか?」 →「借金が払えないから」

まぁ当たり前ですね。

では、なぜ借金が払えなくなったのか?

・保証人になってしまった。
・リストラにあった。
・病気で収入が途絶えた。

などの、突発的な事情もありますが、基本的には、「収入<借金の返済」になってしまったから、払えないのです。

住宅を購入する時は、住宅ローンを組んで購入する人が多いと思います。

「家賃と同じくらいの支払額ですよ。」 「○○万までならローン組めますよ」

なんて、甘い言葉に乗って、自分の収入目一杯のローンを組んでしまっている人をたまに見かけます。 『借りられる額』と『無理なく返していける額』は違いますので要注意。

ときに、支払いが苦しくなってくることもあります。 「あっ金利が上がっちゃった。。。」「あっ残業代カットだ。。。」「冠婚葬祭が。。。」

そうは言っても、頑張って購入した夢のマイホーム。 「何としても、住宅ローンだけは払い続けねばっ!」 「今月はちょっと足りないから、ア○○で借りよう。給料日には返せるしっ」

これが、やがて 「今月は、住宅ローンの支払いと、ア○○の支払いで苦しい。。。プ○○○で借りて・・・」 となってしまいます。

こうなると、もう通常の返済は不可能でしょう。

2%くらいの金利のローンを払うのに、18%もの金利の借金をして支払っていたのでは、借金が膨らむだけです。

別に、脅しているいる訳ではありません。 自己破産に至る前に、手を打つことができれば、マイホームは手放さずにすんだかも知れません。

本来なら、住宅を購入するときに、きちんとした計画を立てることができていれば、つらい思いをせずにすんだかも知れません。

この低金利時代に、変動金利でローンを組めば、そのうち金利はあがります。 誰もが、病気になるかも知れません。 会社がつぶれた。。。良く聞く話です。

そのあたりの事を、もっと知って欲しいな~。 いっそ、学校で教えればいいのにな~。 と今日、自己破産の申立書を作りながら思ったので。。。

とりあえず、家を買う時は、余裕をもった返済計画を!!